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コンフォーマルコーティングとは?基板保護の仕組みと効果をわかりやすく解説|ハヤコート

「コンフォーマルコーティング」という言葉を聞いたことはあっても、具体的に何をするものか、なぜ必要なのかがよくわからない——そんな方のために、基板保護コーティングの基礎をわかりやすく解説します。

1コンフォーマルコーティングとは

コンフォーマルコーティング(conformal coating)とは、プリント基板の表面に薄い保護被膜を形成する技術です。「conformal」は英語で「形状に沿った」という意味で、基板上の部品・パターン・はんだ面など、凹凸のある複雑な形状にも追従して均一な被膜を形成するのが特徴です。

📏 被膜の厚さ 被膜は通常0.025〜0.13mm程度の薄さで、肉眼ではほとんど見えません。それでも電気絶縁性と防湿性を兼ね備えており、基板を過酷な環境から守る優れた保護効果を発揮します。

2コンフォーマルコーティングが必要な理由

電子機器は多様な環境に置かれます。屋外設置機器・車載機器・産業設備・通信インフラ……これらは高温多湿・塩分・腐食性ガス・粉塵などにさらされながら長期間稼働し続けることが求められます。

プリント基板は電気を通す金属(銅・銀・はんだ等)と電気を通さない絶縁体(基板材料・レジスト等)で構成されていますが、無対策のまま過酷な環境に置くと、湿気・腐食性物質が侵入して絶縁性が低下したり、金属部分が腐食して断線・ショートが起きたりします。

💡 コーティングの役割 コンフォーマルコーティングは、外部からの侵入を被膜で遮断することで、基板の信頼性と寿命を大幅に延ばします。

3コンフォーマルコーティングの種類

コーティング材料にはいくつかの種類があり、それぞれ特性が異なります。

種類 主な特長 代表例
アクリル系 取り扱いやすく室温硬化
リワーク・補修がしやすい
低コスト
ハヤコート Mark2シリーズ
シリコーン系 高耐熱・柔軟性が高い
広い温度範囲に対応
高温環境向け製品
ウレタン系 耐薬品性・耐摩耗性が高い
機械的強度が必要な場合に
産業機器向け
UV硬化系 紫外線照射で数秒〜数十秒で硬化
量産ライン向け・VOC削減
ハヤコートUVシリーズ

アクリル系は最も汎用性が高く、取り扱いのしやすさとリワーク性から幅広い用途に採用されています。ハヤコートはアクリル系をベースに開発された製品で、作業安全性・防湿性・密着性を高いレベルで兼ね備えています。

4コンフォーマルコーティングで得られる効果

  • 防湿・防結露:水分の侵入を遮断し、絶縁抵抗の低下を防ぐ
  • 防塩害:塩分による金属腐食を防ぐ
  • 腐食性ガス対策:硫化水素等のガスから金属を守る
  • 絶縁性向上:パターン間の絶縁被膜で信頼性を高める
  • イオンマイグレーション抑制:水分・イオンの移動を遮断

5まとめ

コンフォーマルコーティングは「基板全体を薄い保護被膜で包む」というシンプルな技術ですが、その効果は絶大です。湿気・塩害・腐食性ガスといった多様な環境ストレスから基板を守り、製品の信頼性と寿命を大幅に向上させます。

設計段階からコーティングを組み込むことが、製品品質を守る最も効果的な方法のひとつです。

ハヤコートについて

サンハヤトのハヤコートは、アクリル系コンフォーマルコーティング剤として湿気・塩害・腐食性ガスのすべてに対応。室温硬化タイプからUV硬化タイプまで、用途に合わせたラインナップを取り揃えています。

用途に合った選び方を確認する →
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