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ハヤコートの塗り方・使い方ガイド|スプレー・原液・UVタイプ別に解説

「ハヤコートを購入したけど、正しい塗り方がわからない」「塗布ムラが出てしまう」「コネクタ部分はどうマスキングすればいい?」——実際の作業でよく出てくる疑問にお答えします。

1塗布前の準備

基板の洗浄

塗布前に基板をきれいにしておくことが、密着性と効果を最大化するための基本です。油分・フラックス残渣・ホコリが残っていると、コーティングが剥がれやすくなります。イソプロパノール(IPA)などの洗浄剤で基板を拭き取り、十分に乾燥させてから作業を始めましょう。

マスキング

コネクタ・スイッチ・ボリューム・テストポイントなど、コーティングが不要な箇所はマスキングテープや専用マスキング材で保護します。

⚠️ 注意 コネクタはコーティングされると接触不良の原因になるため、確実にマスキングしてください。

2スプレータイプ(ハヤコート Mark2)の塗り方

スプレータイプは最も手軽に使える形態です。以下の手順で作業してください。

  • 1
    基板を水平に置く スプレー塗布中に液垂れが起きないよう、塗布面を水平または適切な角度に固定します。
  • 2
    適切な距離から均一にスプレーする 缶を基板から20〜30cm程度離してスプレーします。近すぎると液だれが起きやすく、遠すぎると均一な膜が形成されません。1回のスプレーで薄く均一に塗ることを意識し、必要に応じて2〜3回重ね塗りします。
  • 3
    乾燥させる 塗布後は室温(20〜25℃目安)で十分に乾燥させます。乾燥時間は環境(温度・湿度)によって異なりますが、一般的に数十分〜数時間です。完全硬化前に触れたり積み重ねたりしないよう注意してください。

3原液タイプ(ハヤコート Mark2 EF)の塗り方

刷毛塗り

毛先がやわらかいハケを使い、基板表面を一方向に塗り広げます。往復塗りや強い圧力は気泡が混入しやすいため、軽い力で一方向に伸ばすのがコツです。

ディップ(浸漬)

基板を原液に浸漬して引き上げる方法です。複雑な形状の基板にも均一に塗布でき、量産ラインでよく使われます。引き上げ速度を一定に保つことで均一な膜厚が得られます。マスキングが必要な箇所は事前に処理してください。

ディスペンサー塗布

定量吐出ディスペンサーを使って、必要箇所だけにピンポイントで塗布する方法です。コーティング不要な箇所が多い基板や、精密なコーティングが必要な場合に適しています。

4UV硬化タイプ(ハヤコートUV)の塗り方

ハヤコートUVはディスペンサーでの塗布が基本です。高粘度のため液垂れが起きにくく、ピンポイントコーティングに適しています。

  • 1
    ディスペンサーで塗布する コーティングが不要な箇所(コネクタ・スイッチ等)を避けながら、必要な箇所だけに精密に塗布します。
  • 2
    UV照射で硬化させる 塗布後、UV照射装置で数秒〜数十秒照射するだけで硬化が完了します。UV照射の際は、照射強度と照射時間がメーカー推奨値を満たすよう設定してください。

5リワーク・除去方法

室温硬化タイプ(Mark2シリーズ)のリワーク

被膜の上からはんだごてを直接当てて再はんだ付けすることができます。被膜を剥がす必要がないため、補修作業が非常に簡単です。部品を完全に取り外してコーティングを除去したい場合は、専用の除去剤を使って部分的に除去することも可能です。

UV硬化タイプのリワーク

硬化後の除去が室温硬化タイプと比べてやや難しい場合があります。リワークが頻繁に発生する工程では室温硬化タイプを選ぶことをおすすめします。

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