短時間でオリジナル基板を作製したい
課題解決
ダイレクトプリンター MDP-10Mk2なら、プリント配線板や金属パーツ製作のエッチングレジストをUV硬化インクで簡単に印刷できます。
PC上で作成したパターンデータを基板銅箔面に直接印刷し、エッチングを行うことができるので、製作工程が大幅に短縮できます。
エッチングレジストは、専用剥離液を使用して硬化後に剥離が可能です。
ダイレクトプリンターの使い方
- 以下の動画はMDP-10を使用していますが、基本的な仕様や操作方法はMDP-10Mk2と大きな違いはありません。
- ご不明点やわかりにくい点がございましたらお問合わせページよりご連絡ください。
使い方1:セットアップ
- 電源を入れる前の確認
- 電源ケーブル、USBケーブルの接続
- 電源ON初期動作の確認
使い方2:初期設定、テストパターンの印刷
- 印刷アプリの初期設定(メカオフセット、ヘッドパラメータ)
- テストパターンの印刷
Point
- インクジェットヘッドはとても高価で繊細です。丁寧に作業を進めます。
- 印刷中にホコリなどが付着して画質が低下する場合もあります。その際は再度クリーニングとテスト印刷を行って確認します。
使い方3:ヘッドクリーニングの手順とテスト印刷(確認)
- インクジェットヘッドのクリーニング手順
- クリーニング後のテスト印刷(ノズルチェックパターン印刷)
Point
- インクジェットヘッドはとても高価で繊細です。丁寧に作業を進めます。
- 印刷中にホコリなどが付着して画質が低下する場合もあります。その際は再度クリーニングとテスト印刷を行って確認します。
使い方4:基板への印刷
- 基板のセット
- 印刷アプリケーションの設定と画像の転送
- 印刷
- 仕上がりチェック
Point
- 基板は、少なからず「ソリ」があります。ソリが大きい場合は、両面テープなどで基板を固定します。
- 印刷中に異常が発生しないか、注意します。
使い方5:レジストインクの剥離
- 専用剥離剤の準備
- 印刷済み基板の処理
- 洗浄
Point
- 剥離剤は30~40℃に温めて使用すると剥離時間を短縮できます。
(30~40℃:約5分、 20℃(常温):~20分程度)
印刷完了
日々のメンテナンス
インクの充填
本体パネルのINKランプがオレンジに点灯したらインクを追加・充填してください。
(INKランプはインク暖気中は点滅しています。暖気完了後の状態を見てください)
メンテナンス(インク受け皿、インクジェットヘッドカバーの清掃)
印刷を繰り返していると、インク受け皿とインクジェットヘッドカバー部分(ホーム位置)に余剰インクが溜まります。定期的に確認して汚れていたら清掃を行って下さい。
- インクジェットヘッドのクリーニングはStep3をご覧ください。
メンテナンス作業手順の説明です。
- インク受け皿の清掃
- インクジェットヘッドカバーの清掃
スペーサーの交換
MDP-10が印刷できる厚さは、標準では1.0~1.6mmtに対応しています。
印刷対象物の厚みが1.6mmより厚い場合、テーブルの高さを下げるためにスペーサーを交換する必要があります。